Mystery Circle vol.22
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◎「君は元の場所へ帰るだけさ。ただそれだけのことだよ」
ゆずり
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◎彼は溶けるように消えてしまったのだ。
知
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◎それは外国の子守歌のようでもあったし、古い映画音楽のようでもあった。
時雨
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◎しばらく沈黙があって、わたしの声の余韻だけが二人の間を漂った。
AR1
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◎それは何の飾りも文字もない、ただの真っ白い封筒だった。
幸坂かゆり
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◎夜の闇に塗り込められた裏庭が、ガラス越しに広がっていた。
ヨーノ
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◎もうどこにも、あの夜のかけらは残っていなかった。
空蝉八尋
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◎彼のなだらかな声は、耳の奥のひだを丁寧になぞっていった。
真紅
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◎誰かの名前が呼ばれ、隣のソファーに座っていた人が立ち上がった。
櫻朔夜
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◎汗ばんだ掌に包まれ、いくらかそれは温まっていた。
松永夏馬
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◎彼は足元の枯葉を蹴った。長い信号だった。
なずな
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◎それは冷凍室でかちかちにされた一切れのチーズのように、冷えきっていた。
ブラックジョーカー
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◎二人の声と一緒に、ろうそくの炎が揺らめいていた。
李九龍
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◎「道はどこかでつながっているものだよ」
おりえ
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◎眠りの海がひたひたと足首を濡らし始めた。
望月来羅
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◎でも、記憶なんて多かれ少なかれ、みんなそういうものなのかもしれませんね。
神楽崎ゆう
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◎そこだけ影が差したように、写真は変色しぼやけていた。
Glan
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◎「君は元の場所へ帰るだけさ。ただそれだけのことだよ」
出題者:田川ミメイ
作品名:『余白の愛』著:小川洋子
正解者:無し
Mystery Circle(©MC運営委員会) 2007-07-01更新